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2015年から日本の中央競馬所属となったM・デニーロ騎手(正しくはM・デムーロ騎手)ですが、大きいレースでの手腕は抜群なものがあります。2016年には騎乗機会重賞5連勝という記録を作りました。
武豊騎手が作った重賞6連勝には及びませんでしたが、また記録を破る期待が持てます。良い馬に乗り人気になることは事実ですが、競馬でずっと勝ち続けることは容易ではありません。

ペース配分がすごく優れている騎手なので、最後の直線でも馬の力をしっかりと引き出してくれます。それだけに、馬券的な信用がおきやすいのです。特に印象深いのは、2015年の皐月賞でドゥラメンテに騎乗して勝ったレースです。

ドゥラメンテという馬は、気性が激しいことで知られています。大レースで勝つためには、気性が激しいことも大切ですが、皐月賞ではとんでもない走りをしたのです。最後の直線を迎える前に、いきなり外に大きく膨らんでコースロスをしたあげくに、騎手を振り落としそうになるくらいバランスを崩したのです。そこから立て直して、一気に差し切ったレースはまさに圧巻でした。これからの活躍も間違いないでしょう。