拠点を移し成功した競馬の中谷雄太騎手

競馬

中谷雄太騎手は元々美浦所属の騎手で、見習い期間中は一定の成績を残しましたが、減量期間が終了すると勝ち星を一気に減らし、未勝利で終わる年も出てくるなどかなりきつい時期がありました。

その後、調教などで競馬関係者の信頼を勝ち取っていくようになり、2011年にはデビュー3年目にマークした12勝に並ぶ成績を残し、2013年には拠点を関西の栗東に移し、2015年には所属を栗東に変更しました。そして、2015年には自己最高の16勝をマークするなど、中堅の年齢になってきてその存在価値をあげてきました。

この活躍の裏には実力のある人に乗せるという関西独特の気風が考えられます。
関東では実績が優先され、人を育てるという意識が希薄で、若手がなかなか育たない風土がありますが、関西は積極的に若手に乗せ、減量期間中は有力馬がこぞって若手に集まるなど、顕著にそういった傾向が見られます。中谷騎手は関西の競馬関係者の信頼をがっちりつかみ、今騎手人生のピークを迎えています。